一般部について

 

合気道錬身会 福岡道場
 

合気道の稽古システム

基本動作 合気道の最も基本的な体の操作を学ぶための稽古。6本の基本動作があり、それぞれを単独と相対(そうたい)で行うことができます。初心者はまず単独で稽古を行い、入り身、回転の動き、体の安定などを学びます。上級者は仕手・受けに分かれて相対で、相手との力のつながりを作る感覚、相手の弱い方向へ崩していく感覚を学びます。
基本技 相手のさまざま攻撃(力の出し方)を想定し、技としてまとめたものが基本技であり、座り技、半身半立ち技、立ち技、後ろ技の四つの種類があります。
応用技

基本技を発展させた技。基本技がひとつひとつの技を分解しつつ稽古するのに対し、応用技は一連の流れの中で技を施す稽古です。また、剣や短刀など、武器に対する応用が入ってきます。

自由技 相手の攻撃を、正面打ちなら正面打ち、片手持ちなら片手持ちと決め、攻めて来る相手に連続して自由に技を施す稽古。
基本技で身に付けた体さばきや力の流し方を、実際に連続した動きの中で応用していきます。攻撃の方法を二つ、三つと組み合わせていくことによって、より幅広い稽古ができます。
多数取り自由技 相手の人数を2人、3人と複数にして行う自由技。全体の動きを常に把握して、自己を安全な位置に置くように体捌きを行っていくことが大切です。また、一人が素手、一人が剣、一人が短刀といったように、相手の攻撃に変化をつけて行うこともできます。
応用稽古 崩されないように力を固めた相手を崩していく、最も難易度の高い稽古。

 

合気道の級・段位について

受験資格規定
段級位 受験資格
10-9級 36時間以上の稽古を有し、構え、基本動作を正しく実施できる者
36時間=24日(1日:1時間30分)
8-6級 現級位取得後36時間以上の稽古を有し、構え、基本動作、指定の基本技法を正しく実施できる者
5-4級 現級位取得後36時間以上の稽古を有し、構え、基本動作相対、指定の基本技法を正しく実施できる者
3-1級  現級位取得後42時間以上の稽古を有し、指定の基本技法を正しく実施でき、一応の応用能力のある者
初段  1級取得後6ヶ月以上経過し、指定の基本技法を修得し、相当の威力を発揮できる者
弐段 初段取得後1年以上経過し、基本技法に習熟し、相当の応用能力を体得した者
参段 弐段取得後2年以上経過し、技術に習熟し、相当の応用能力と指導能力を備えた者
四段 参段取得後3年以上経過し、技術に練熟し、相当の応用能力と指導能力を備えた者
五段 四段取得後4年以上経過し、技術に熟達し、充分な応用能力と指導能力を備えた者
六段 五段取得後5年以上経過し、技術に熟達し、充分な応用能力と指導能力を備え、指導を行っている者
(実技審査のほか、合気道観、理念、倫理観などに関する論文を提出)
七段 六段取得後6年以上経過し、技術に熟達し、充分な応用能力と指導能力を備え、指導を行っている
八段以上 七段取得後7年以上経過し、技術に熟達し、充分な応用能力と指導能力を備え、指導を行っている者